2014年6月6日金曜日

コガネコバチ科 Pachyneuron sp.♀♂ 深度合成

5月30日にヒラタアブ蛹から羽化したメスとオスを深度合成しました。メスの方は時間が経過しすぎて腹部が萎んでしまいました。

6月8日追記:ezo-aphidさんの調べでは日本のヒラタアブ類に寄生するPachyneuron属はgroenlandicum, formosum の2種のようです。詳細はコメント欄をご覧下さい。

単純な造形のウジから、ここまで緻密なデザインのハチが産まれるとは驚きです

縮んだ腹部を考慮すると体長約2mm弱くらいでしょうか

以前、撮影した画像に比べると小盾板の毛の有無の違い(撮影ミス?)は
あるものの造形は同じようです

翅脈

背面から

こちらは別のメスです。やはり腹部が小さくなってしまった

冷凍のためか顎が引っ込んでしまう

つづいて↓

圧倒的に多かったオスであります

立派な触角であります

ANELLIは2つのようです。過去の記事の図説→こちら

背面


5月30日採集 6月1日撮影

4 件のコメント:

  1. こんばんは、
    BABAさん本来の写真を見ると、海外に来てもなんとなく落ち着きますね。
    しかし、いつ見てもすごい写真なので驚いてしまいます(^^)。

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    1. こんにちは
      バンコクですか!お仕事ということですがカメラ持って行きたい所ですね(^^;;
      写真ですが、ちょっと”トキメキ”が無くなってしまいスランプです..踏ん張りどころと思うのですが..

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  2. コバチのDatabaseで調べると、日本のヒラタアブ類に寄生するPachyneuron属はgroenlandicum, formosum の2種しかありません。「 pachyneuron china xiaoi 」で検索すると、中国産のPachyneuron属が見られます(Oriental Insects)。その検索表と頭部写真にこれら2種が載っていますが、どちらとも判定がつきません。
    国内で生態報告がある P. albutiusは、日本は分布域から外れているようです。

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    1. いつも、お調べ頂きありがとうございます。
      お調べ頂いた内容からすると国内には3種、確認されているという事なんですね。「pachyneuron china xiaoi」は写真からの判別は難しそうです。オス1メス2、採集していますので先生にお伺いを立ててから送ってみようかと思います。

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