2018年10月18日木曜日

ミツバチの死臭に集うハエ. クロコバエ科 Desmometopa sp.

クモの獲物に集まってお裾分けを頂戴するクロコバエ(Milichiidae)はたまに見かけます。
今回は同じクモの餌に集うクロコバエでもミツバチ限定?のDesmometopaであります。検索すると同じような写真が多く見られます。こちらのサイトを見ると労働寄生(kleptoparasitism)するところから”ドロボウバエ”や”ジャッカルバエ”と呼ばれているようです。

セイヨウミツバチの死臭に引き寄せられたDesmometopa sp.
ミツバチの餌が無い時には汚物を餌にでもしているのでしょうか。
死体から蛹が出てきた報告例もあるようです。

クモはヤミイロカニグモ♀

セイタカアワダチソウを訪れたところを捕獲

クモの酵素によって組織が溶けているのか濡れている

滲み出る、それらを舐めてるのでしょうか

口吻の先端がそんなに尖っていませんが刺していると思います

ムシの硬い表皮(クチクラ)に突き刺すのではなく節や継ぎ目を狙って差し込んでいるように見える

突き刺さっている写真が欲しかったのですが撮れませんでした

気化を利用して摂取した体液を濃縮?

ゴゴゴゴゴゴゴ。撮影を嫌がるカニグモが花の中に潜り始める

また会う日まで..

10月15日撮影 押部谷


2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    大作ですね~
    ハイエナのようなハエたちとBABAさんのナレーション、クールですね~
    クモは泥棒されるの黙ってみてましたか?
    何気に見かけるクモの捕食シーンにこんなドラマも繰り広げられていたとは!

    BABAさん、この前本がなかったと言いましたが、それは出先のたまたま寄った遠い地域の図書館でした。今日地元の図書館で2冊とも借りて来ましたよ!
    まずBABAさんのコラムから目を通しました。撮影の仕方がわかりやすく出ていますが私はカメラはさっぱりわからなくてチンプンカンプンです(コンデジしか使えないです…) お話になりませんね、、(^^;) すみません。 でも昆虫観察の楽しさが伝わって来る本ですね。BABAさんの写真もたくさん掲載されていて楽しめそう。標本だけはいまいち好きではないですが。
    これからじっくり読んでみます。アリの本はざっと、、かな。。ある事がわかったので、また借り直してもいいし。。。^^;

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    1. こんばんは
      この現場はクモが姿を隠すまでの8分ほどのお付き合いだったのですが兼ねてから合いたかったハエだったので前倒しで記事にしました(^^) クモの方はハエには全く関心がなくパシャパシャ撮影する私を迷惑がっていそうでした。
      本の件、ありがとうございます。昆虫のディープな世界に足を踏み入れる為の、とても良い本だと思います。

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