2019年3月4日月曜日

雪上のムラサキトビムシ 【ジャンプ前の秘密】

今年は暖冬だった様に思う。雪が降った後のムラサキトビムシ群には1度しかお目にかかれなかった。今回はじめてムラサキトビムシのジャンプ前の体の変化を知ることになりました。
3月6日追記:触角の1部が反転して突出するeversible sacと呼びCeratophysella属にはありHypogastrura属にないと情報を得ました。島野先生、一澤先生ありがとうございます!
3月5日追記:Fransさんよりジャンプ前に触角と肛門からでる白い物体は”anal vesicles” ”antennal vesicles”(肛門嚢・触角嚢とでも訳せば良いかな?)で粘着性があり着地の際にピタリと安定させる役目があると教えていただきました。また今回の種はCeratophysella sp.のようです。それらが無いとゴムボールみたいに跳ね回るということですね(^^

サイズは0.6〜1mm以下の者がほとんど

同種なのか紫系と赤紫系がいる

単眼は6個

冷たい雪の上より檜葉が人気

好んで雪の上にいるわけでは無いようですね

跳んでいったり跳んできたり大忙し

着地時にぶつかってひっくり返る。おかげで跳躍器が見えた

今回、初めて知ったのですが
ジャンプ前に触角が折れ、お尻からムニっと白いものが飛び出します

ジャンプ前に触角が折れるなんて想像もしませんでした。下腹部も膨らみます

1月29日撮影 高野町 花坂


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