2011年9月1日木曜日

ヒメスズメバチ

バリバリバリバリ!巣を噛み砕きながら、蛹や幼虫を
引きずり出し、容赦なく肉団子に変えている。
以前よりヒメスズメバチがアシナガバチの蛹、幼虫のみを
補食するのは知っていたが、まさか、庭の巣が狙われるとは。
10日ほどまえ、アシナガバチの巣にスズメバチが急接近したときは、来たか!
と思ったがスッと飛んで行ったので、ただの偶然だと思っていた。
「まだ若いな〜。もう少ししてから来るか。」
偵察だったのかもしれない。
しかし、目の前で築いた巣を破壊され、幼虫や蛹が補食されようとも
眺めているだけのセグロアシナガバチ。子孫を守るより自ら生き残る方が
結果として子孫をより多く残せると計算しての傍観であろうか。
サバイバルに長けたセグロアシナガバチ、きっと、そうだと思う。

たった1匹で何たる余裕か。悠々と肉団子をつくるヒメスズメバチ。

凄まじい大アゴの破壊力。戦術はいらない、力技で充分なのか。嵐の前にアシナガバチも災難。

巣を離れ嵐が過ぎ去るのをじっと待っている、セグロアシナガバチ。


台風の影響で雨が降る中、短い時間しか観察出来なかったが。悪夢のような光景だった。


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