2013年6月11日火曜日

マルトビムシ科 の1種

山の天気はわからない。傘マークは無かったのに、ザーーーーー。1時間ほど小さな屋根付きの休憩所で退避。
何とか上がり、再び山の中に。池の周りの木の柵に赤い点々。ダニかと思いレンズを向ける。マルトビムシ!
1時間ほどロスしましたが雨のお陰で嬉しい被写体に出逢う事が出来ました。

6月12日追記:おちゃたてむしさんより4枚目の写真は腹部にある粘管を伸縮しながらクリーニングする
記述を以前お読みになられ、その場面ではないかと教えていただきました。ありがとうございます!
調べてみますとおちゃたてむしさんのコメントにあるようにトビムシ目(粘管目)の名の由来にもなっており
6節ある腹部(昆虫は11節)の第1節にある器官で体内の浸透圧を調整する機能があるようです。

 雨でふやけた地衣類を食べに落ち葉の中から出て来たのでしょうか

 赤いマルトビムシ。初見です。体長約2mm

 5~6匹、確認しましたが雨が上がり湿度の関係か皆、柵の上から消えて行きました

う〜ん一体、何を何しているのでしょう??
おちゃたてむしさんによると粘管のクリーニングでは?とご意見を頂きました。なるほど!

5月30日撮影 ゆめさき森の公園

2 件のコメント:

  1. これはまた見事な超アップですね。
    4枚目の写真を見て古い昆虫雑誌の記事を思い出したので引っ張り出してきました。
    要約すると、マルトビムシでは粘管目(=トビムシ目)の名の由来になっている腹部の粘管を非常に長く伸ばすことができて、これをゾウの鼻のように伸ばしたり縮めたりしながら体表を探索(クリーニング?)しているのを発見した、というような内容です。
    マルトビムシ類一般に見られることなのかどうか不明ですが、写真に写っている透明なホース状の器官がひょっとしてそれ(粘管)ではないかと思った次第です。当たっていないかも知れませんが、ご参考までに。

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    1. こんばんは。
      いつも、ありがとうございます。トビムシといえば跳躍器がある、程度しか知りませんでしたが伸縮できる特殊な器官がもう1つあるとは驚きです。最初は脚のクリーニングかと思ったのですが形が違うし、かといって何かの幼虫を捕食しているわけでもなさそうで粘管である、というのがピッタリきました。まだまだ知らないことばかりです。

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