2012年3月10日土曜日

マルグンバイ属 Acalypta の1種

細い山道の斜面の苔むしたところに居た初見のムシ。カメムシの1種であろうと
思ったが家に帰り構造をみるとグンバイムシ科のような気がする。

カメラの取り回しが利かない場所で相手は体長約2mm。すぐに見失った。

3月10日追記:ひげぶとさん、ezo-aphidさんよりマルグンバイ属であると教えて頂き
ました。ありがとうございます!またezo-aphidさんにより前翅先端部の側縁の翅室列の
数で種類が区別出来る情報を頂きました。詳細はコメントをご覧下さい。

小さなハチ以外のムシが増えて来ました。
しかし!花粉も増えて来てムシ撮りどころでは無くなってきました(T_T

これまた面白いデザイン。初見は嬉しいです。

全体のフォルムを見ず、ここだけ見ればグンバイムシ
3月9日撮影。Nikon1 V1

5 件のコメント:

  1. コケにつく、マルグンバイ属(Acalypta)のグンバイムシです。日本から、マルグンバイ、ツルギマルグンバイ、ミヤモトマルグンバイ、ヒラシママルグンバイの4種記録されています。
     少なくとも前2種ではないようです。

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  2. マルグンバイ属 Acalyptaですね。Aclerisさんとこに解説があります。

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  3. 少し調べた結果のお知らせ・・・・。

    カメムシBBS(2006.10.25) エンピコさん、に部分加筆
    「日本産Acalypta属4種の簡単な解説(種の見分け方)」
    既知4種のうち,体形がラグビーボール(長円形)型になっているのが,ヒラシママルグンバイ A. hirashimai Takeya(北海道のみ?).他の3種はほぼ円形(sauteriのような感じ)で,前翅先端部の側縁の翅室列の数で区別できる.
    すなわち・・・・
    壱列のもの:マルグンバイ A. sauteri Drake
    弐列のもの:ミヤモトマルグンバイ A. miyamotoi Takeya
    参列のもの:ツルギマルグンバイ A. tsurugisana Takeya

    「日本産のマルグンバイ属」(友国、1983)を見ると、後翅が退化して移動性が低いので形態の地理的変異が大きい、とあります。丸型の3種ともに関西には分布していそうですね。

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  4. すみません、 A. tsurugisana の命名者はTomokuniさんでした・・・・・。

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  5. ひげぶとさん、ezo-aphidさん色々と教えて頂きありがとうございます。
    頂いた情報をもとに写真をみると左の翅先端の1カ所だけが2室のようで、ミヤモトマルグンバイの地理的変異の可能性が高いのかなと思いました。しかし苔にもグンバイムシがつくなんて驚きです。

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