2012年12月23日日曜日

ヒメコバチ科 ( Sigmophora brevicornis )

クロガネモチ周辺の低木の葉をめくると無数のニッポンオナガコバチの♂が居る。
1枚の葉に3〜4頭はあたり前。その次に多いのがタイトルのヒメコバチ。かなり多い。
といっても30分で10頭、見つけられるくらい。
12月25日追記:ezo-aphidさんに調べて頂き、この属は日本では2種しか確認されてないようで
そのうち1種は北海道のみということでタイトルの?を消しました。ありがとうございます!

過去に撮ったものはこちら

アングルが微妙に違いますが同じ倍率で撮りました。1番上の個体は1.5mm.で一回り小さい。
すべて別個体ですが皆Sigmophora brevicornisかどうかは分かりません

12月19日撮影 Nikon1 V1 新開公園

5 件のコメント:

  1. いつもお師匠さんの手を煩わせるのもどうかと思い、調べてみました。Sigmophoraで検索すると、Ikeda(1999)さんの論文に、この属が13種で構成され、日本産は2種(brevicornis,aceris)のみということが判り、両者の部分図が載っています。acerisは、国内ではカエデ類のタマバエから記録されたもので、北海道のみからの記録です。細部を見当しないと決められませんが、本州産の大部分はbrevicornisとなりそうですね。
    Smithsonianのタイプ標本を、Tetrastichus tricolor Ashmead の名前で検索すると、わりといい状態のbrevicornisが見られます。


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    1. いつも、お調べ頂きありがとうございますm(_ _)m
      2種しかいないのであれば皆brevicornisの可能性が高いのでしょうね。昨日からSmithsonianの標本コレクションのデーターベースにアクセスしましたが静岡で採集した記述はありますが画像が見られませんでした。(入り口が違ったのかな(^^;;

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  2. どうやら種によって検索のヒットのしかたが違うようです。「Smithsonian Hymenoptera holotypes」で検索すると、正門入口に立つことができますので、そこで種名などを打ち込んでみて下さい。・・・さすがに100年前となるとやや褪色していますが。
    タマバエ幼虫に集団寄生となると、成虫の体長にばらつきが出るのかもしれませんねー。

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  3. こっち「 USNMHymtypes.com 」の方で直訪できます。

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    1. お世話かけましたm(_ _)m
      ようやく見る事が出来ました。たしかにいい状態の標本だと思います。今度また深度合成してみようと思います。むしこぶの中で蛹になっている写真もネットで見ました。成虫を多く目撃してますので、こんどはゴールも見つけてみたいものです。

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