2013年9月22日日曜日

コマユバチ科 ?コウラコマユバチ亜科の1種 産卵

今の時期によく見られるイタドリの花。その花に集るムシを撮ろうと観察していると小さなハチ、確認すると
4〜5頭いる。蜜を舐めに来たのと思いきや、花の中心をしきりにドラミングし腹部をあてた。おっと産卵!

イタドリの花は雄花と雌花があるようで、このハチが産卵管を突き立てているのは雌花の若い果実のようです。
触角でかなり、しつこく探っているのは果実の中の先客(ダレだろう?)の有無を調べているのでしょうか。

以前に撮影した、よく似ている種は先日のこちらと、昨年7月撮影のこちら

追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂き、”?”付きで亜科名を追加しました。ありがとうございます!

体長約3mm.イタドリの葉の上にて休憩中?

雌花を物色中

 執拗に触角によるドラミング行動

 何かを感じるのでしょうか、体を反転させ

 花の中心の若い果実に産卵管をプスリ

 残念ながら、角度的に産卵管そのものは見えません

 クジラが口を開けているような腹部
確かに後体節が甲羅のように見えます

 同じ果実に位置を変え何度か産卵行動していました

 せめて亜科でもわかれば良いのですが...
コウラコマユバチ亜科...また1つ覚えました(^^

9月19日撮影 増位山

2 件のコメント:

  1. 渡辺さんのところでコウラコマユバチ亜科(類似亜科もあるのですが)の説明を読みました。飼い殺し型単寄生蜂で、卵は鱗翅目の卵内に産下し、寄主幼虫が蛹化の準備を始めるまで1齢幼虫でいるそうです。
    イタドリ果実内部を食べる昆虫というものを想像できないので、若い果実などを食べる蛾類の卵がある、という妄想はどうでしょうねー。

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    1. いつもありがとうございます。
      ブログ掲載前に渡辺先生のサイトは見たのですがコウラコマユバチ亜科に辿り着けませんでした。情けないですね(^^;;改めて読み直しました。この撮影時はカメラので小道具を持ち合わせていませんでした。寄主が気になりますので再度、機会がありましたらチェックしてみます。

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