2013年9月16日月曜日

タイワンヒゲナガアブラムシ

ノゲシ(キク科)だったと思う。赤いアブラムシが居たので撮影した。赤に混じって頭部以外が黒いのも居る。
これって標準カラー?それともアブラバチに寄生されマミー化している途中?よく分からない。

追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂き、やはり黒化しているのは寄生蜂の仕業のようで
腹部が割けていない事からツヤコバチ科(Aphelinus albipodus)の可能性が高いようです。
Aphelinus属関連の記事は→こちら

またアブラムシですがタイワンヒゲナガアブラムシかノゲシヒゲナガアブラムシのようで
成虫の触角を見れば判別出来るようなので画像を追加しました。
タイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum でした。ezo-aphidさんありがとうございます!

アブラムシとその寄生バチ(2) アブラバチとアブラコバチ」に黒化の原因等、詳しく解説されています。

 全頭、赤&黒なら分かるのですがコロニーの1〜2割しかいません。赤&黒、約1.3mm

 上とは別の黒い個体。生気が失われ黒化しているような...?
体内で孵化した寄生蜂の幼虫は先ずは生命維持に必要ない卵巣や脂肪から食べて行き

こちらは完全に、あの世に逝っている個体
それらを食べ尽くすと組織や器官を食べ尽くすそうです

 こちらは上の個体より大きい、体長約2mm
上の個体は辛うじて生命維持の器官が働いているのですね

 右手の赤も約2mm

9月13日撮影 レッドクリフ


9月16日追加分台風の影響で、大半が雨に流されていました。成虫らしき個体が数頭いたのみ。
 体長約2mm.前回、見逃していた成虫。触角がツブツブしている
ツブツブ(感覚板)が目立つ部分が触角第3節にあたり、第(4+5)節長の2倍弱とやたら長いのが本種の特徴です。」ezo-aphidさんより

何の幼虫だろう、以前にも似た者を発見→こちら
9月16日撮影 レッドクリフ

4 件のコメント:

  1. おはようございます。
    ノゲシ Sonchusに寄生するUroleucon は「タイワン・・・・・かノゲシ・・・・」ですが、両者は成虫の触角を見れば判別できます。この状態は寄生蜂によるもので、マミーの違いは「アブラバチとアブラコバチ(高田肇)」の解説をご覧ください。
    マミーのお腹が裂けていないので、これはツヤコバチ科の方と思います。セイタカアワダチソウのUroleuconや「タイワン・・・・・」にも寄生するAphelinus albipodus が出てくる可能性が高そうです。

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    1. ありがとうございますm(_ _)m
      本日、同じ株の、同じ葉に居た成虫を撮って来ました。マミーも1頭、回収しました。腹部が黒化してもなお頭部に生気が残っているとは驚きです。無事マミーから寄生蜂が出てくれば良いのですが昨日に大雨で流されたか1頭しか見つかりませんでした。

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  2. タイワンヒゲナガアブラムシ成虫の画像をありがとうございます。ツブツブ(感覚板)が目立つ部分が触角第3節にあたり、第(4+5)節長の2倍弱とやたら長いのが本種の特徴です。
    「?カシワホシブチ」についてたダニは、ナシ型の体に2対の脚があるので、サビダニ(植物に奇形を起こすものがほとんどで、肉食者はいないようです)の類と思われます。今回のは・・・・・?

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    1. こんばんは。
      ありがとうございます。タイワンでしたか。たしかに若齢だと成虫の触角の特徴がはっきりと出ていないですね。それとサビダニ、すっきりしました。今回にもそれっぽい感じですね。撮影時に気付けば、もっとしっかり撮影するのですが。また気をつけて見ます。

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