1度も家で開封されなかった玄米米袋。その中から無数のノシメマダラメイガが出て来た。このコマユバチも元々
玄米に紛れ込んでいたのか、後から匂いを嗅ぎ付けてやって来たのか何頭か確認しました。
捕獲して蛾の幼虫と共にシャーレーに入れておきました。最初、コマユバチは無反応でしたが半日ほど経って
中を覗くと幼虫にとまり産卵行動をしておりました。
追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂き、数カ所、記事に反映しました。いつも、ありがとうございます!
幼虫 体長約9.5mm コマユバチ体長約2.4mm この幼虫に接触をするも産卵に至らず
先ずは寄主に毒針で麻酔をかけるようです
そういえば、活発に動いていた幼虫がピクリとも動かなくなりました
先ずは寄主に毒針で麻酔をかけるようです
そういえば、活発に動いていた幼虫がピクリとも動かなくなりました
寄主から シマメイガコマユバチ Bracon hebetor Say と思います
米袋の上にて
こちらの幼虫には産卵している模様
はち切れんばかりの腹部
産卵管 ミスショット!? シャーレーの裏側から
10月20日撮影 自宅
4日後、産卵に至らなかった幼虫よりウジ出現。きっと先客のコマユバチの幼虫でしょう
計5頭の幼虫になりました。先客ではなく今回、紹介のハチの可能性が高いと思います
計5頭の幼虫になりました。先客ではなく今回、紹介のハチの可能性が高いと思います
体長約1mm
分かりにくい写真ですが、こちらは、ひからびた蛾の幼虫と、繭を紡いでいるコマユバチ幼虫(多分)
10月20日撮影 自宅
おまけ
シャーレーの裏側から撮影していると1つの細長い卵が既に着いていた。何者?長さ約0.6mm
このコマユバチが産みつけたもののようです。内部ではなく寄主外部に産みつけるようです!
それでは、どこから卵が!う〜ん見落としていました...
このコマユバチが産みつけたもののようです。内部ではなく寄主外部に産みつけるようです!
それでは、どこから卵が!う〜ん見落としていました...
10月20日撮影 自宅
3日後、卵の代わりに1頭のウジ
10月23日撮影 自宅
コマユバチって全て内部寄生だと思ってたのですが・・・・・。
返信削除Bracon hebetor は、お母さんが寄主幼虫を麻酔して体表に産卵し、幼虫は(体内に入らずときには集団で)そこで育つとのことです。「ありんこ日記(2012.05.05)」にも同様の画がありました。したがって、おまけもBracon hebetorですね、たぶん。ノシメコクガにはコガネコバチ科3種の記録があります。
驚きです。てっきり私も長い産卵管から内部寄生とばかり思っていました。とすれば産みつけた卵が3〜4日で孵化することになりますね。大きな幼虫に産みつけられた卵は見落としていたことになります。昨日撮影した蛾の幼虫は既に原型はなく今、ハチ幼虫は繭を作ろうとしています。上手くいけば、また記事にしてみます。
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