ムシ撮りの帰り間際、何気にめくったイヌビワの葉裏に見つけた白い繭。黒い点が2点ついている。おっとPediobius!
カタチ、彫刻、輝きと惚れ惚れとするヒメコバチ。どうもこの白い繭から羽化して出て来た所らしい。今回の種はどこかで見た鈍い輝き。調べてみると以前、上條先生に見て頂いたPediobius crassicornis 近縁種に似ている。後日、今回も先生に写真で同定してもらい結果、同種でありました。
問題なのは、もともとダレの繭だったのか。残留物はこの繭の持ち主に寄生したであろうハチの蛹殻と小さな脱皮殻?のようなものだけ。
Pediobius crassicornisの寄主はいろいろな蛾の蛹とその寄生蜂が報告されているようなので今回の繭と中から出て来た蛹は蛾とハチのものなのでしょうか。
鈍い輝きでもPediobius属は相変わらず美しいです。体長約1.5mm
前回、見つけた場所は海側の公園、今回は10キロほど離れた山の中です
上の写真が今年の1月、下が今回の写真。
残念だったのがオスが見られなかったこと
問題の繭。茶色い汚れた埃のようなものが着いている。だいたい横8mm縦4mm
マルではなく楕円
小さな脱皮殻のようなもの。Pediobiusのものでしょうか
3頭分出て来た蛹殻。長さ約4mm.あきらかにPediobiusのものではない
10月19日撮影 増位山
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