2013年10月15日火曜日

カマを持つハエ

シルエットだけ見ると、まさにカマキリ

しかし正体はカマを持ったハエ。ミナミカマバエ。体長約5mm
ミギワバエ科 Ochthera circularis

異様に発達した前肢 。カマ部分を引き出して撮影する事は出来ませんでした

何故カマキリと同じ逆三角形の頭部になるのでしょう。不思議

2つの突起が鼻の穴に見える。逆三角の舌に見える白い部位は何だろう
「clypeus(shield,頭盾)と呼ばれる部分だと思います」ezo-aphidさんより さらに
「その下の半月状は、maxillary palpus(小顎鬚)が合一して見えるものでしょう」

 田んぼや湿地によく居ますが、防水処理を施されたボディって感じがします

全身、微細な毛に覆われています。水を弾くのでしょうか






獲物を捕獲しているのを何とか見たいものです。昨年撮影したものは→こちら
10月12日撮影・採集 増位山

2 件のコメント:

  1. 「アカンベーの白舌」はたぶん、clypeus(shield,頭盾)と呼ばれる部分だと思います。MNDによれば、刺すような口器を持つグループで大きく発達するそうです。その下の半月状は、maxillary palpus(小顎鬚)が合一して見えるものでしょう。活動的な昆虫を常食とするには、大きな眼(動体視力)と、小さな筋肉で大きな力を出せる小型口器が便利そうですが(・・・・・さて、ホントでしょうかね)。

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    1. こんばんは。
      頭盾も、用途というか進化の過程で、こんな形にもなるんですね。驚きました。カマキリにしろこのハエにしろハンターとして適している一つの答えとしてのデザインなんでしょうね。ほ乳類と違って複雑で面白い所ですね。

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