あれよあれよと言う間に12月が目の前に。今年も残り少なくなって来ました。
気温が下がるなか雪虫が元気よく飛んでおりました。多分、ヒイラギハマキワタムシでないかと。今回、飛翔を狙ってみましたが、なかなか難しく課題が残りました。でも面白く思わず夢中に(^^
林の中、舞う天使?
背後から狙うと気付かないようです
思った以上に飛翔能力は高い
この絵とは関係ありませんが着地点を決めると翅の動きを止めるのか翅を畳むのかスッと加速します
今の時期だからムシヒキアブに襲われることもなく
Canon 5DmarkIIとこの組み合わせ→こちら で撮影↑
バンザイポーズで飛翔しているようです
クモの巣に多く捕らわれていました。これくらいのディテールで飛翔も写したいですね..
微風にのって気持ちよさそうに飛んでいますねー。2013年11月号の月刊・たくさんのふしぎで、北海道富良野の「雪虫」・トドノネオオワタムシの1年が写真で紹介されています(トドマツの根とヤチダモの葉を移住する)。この有翅虫が産む子は、翅も口もない雌雄で、交尾して越冬卵を産みます。したがって、有翅虫は、(卵から孵化した)幹母が育つ樹木(ヤチダモ)に間違いなく降りなければいけません。樹の匂いや形を探りつつ飛翔してるように思います。
返信削除Prociphilus の有翅虫はこのような姿で、写真での判別はできそうにありません。「雪虫」といわれるアブラムシの実体は地方によって違いそうで、(バラ科果樹に同属を見かけなければ)ヒイラギハマキワタムシというお見立ては妥当だろうと思います。
こんばんは。
削除前回に続き↓
http://baba-insects.blogspot.jp/2011/11/blog-post_6748.html#comment-form
詳細にありがとうございます。トドノネオオワタムシの生態は、なかなか複雑で面白いですね。感度の良さそうな触角とこちらの動きを直ぐに察知する複眼、やみくもに飛んでいる訳ではないのは納得です。
この公園ではヒイラギは無いのですがネズミモチ・モクセイが多く植わっております。例のビューポイント剪定に影響か目の届く範囲では発生を確認出来ていません。飛翔先のマツ、これを何とか探してみたいものです。
ヒイラギハマキワタムシという種は謎が多いようです。ヒイラギ・ネズミモチ・モクセイ・オガタマなどにいるProciphilusは同種なのか明らかではない、二次寄主は不明である、とのこと。同属他種の例から見て、二次寄主は、マツ類Pinus属?の根(や実生苗の地際)を想定しています(南方系のようなので、Abies属 やPicea属はありえないものと)。まったく別植物の根かもしれませんが。
返信削除同じ地域で一定植物の追跡採集をしてみないと解決できそうにありません。
以前、庭のヒイラギで見つけたヒイラギハマキワタムシですが剪定してから見なくなりました。追跡採取、行き着く先が土中ということもあり、なかなか難しそうですね。身近にいながら、その生態は謎、おもしろいです。
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