2013年11月15日金曜日

?クヌギハアブラムシ D. ?quercus ( Takahashi )

コナラの樹皮の凹んだ部分で何やら白いものが蠢いている。よくみるとオレンジ色のアブラムシ。
以前、庭で見たヒイラギハマキワタムシにWAXの量は違いますが雰囲気は似ています。

追記:ezo-aphidさんよりコロニーと脱皮直後の触角の形状からDiphyllaphisの一種であろうとコメントを頂きました!タイトル及び写真下の記事に追記しました。ありがとうございます!

 どこかに移動中でしょうか↓体長約2mm

「産卵場所を探してる卵生雌のようです」

どこから来ているのか探してみると

 ほとんど枯れた葉にコロニーを見つけました

何だか種類が違うのが1種います。小さく赤いのはオレンジの若齢だと思いますが↓

体長約1.1mm 触角の形状と節の数がオレンジと同じでした
「褐色小型は(雄の)幼虫だと推測します」

いかがでしょう

蝋物質の少ない個体、体長約1.5mm
「脱皮直後のため蝋物質の分泌が不十分な状態」


 上の”?”のアブラムシの蝋物質の少ない有翅幼虫 体長約1.8mm
「マダラアブラムシTuberculatus(の?雄)でしょう」

ここでもヒラタアブ?の幼虫らしきものに捕食されていました
11月8日撮影 姫路自然観察の森

2 件のコメント:

  1. こんばんわ。
    カシ類Quercus に寄生するワタムシ科Pemphiginae は知られていないので、おおいに戸惑いました。コロニーや脱皮直後の触角などが参考になりました。オレンジ色の無翅虫は、このような葉で生育した後に移動してるのだと思います。つまり、産卵場所を探してる卵生雌でしょう。裸の個体は、脱皮直後のため蝋物質の分泌が不十分な状態です。褐色小型は(雄の)幼虫だと推測します。Diphyllaphisの一種ですが、とりあえずは、「?クヌギハアブラムシ D. ?quercus (Takahashi) 」としておきましょうか。
    ”?”の有翅幼虫は、角状管と触角のようすから見て、マダラアブラムシTuberculatus(の?雄)でしょう。これは自分のwaxではなく、オレンジに接近し過ぎてまみれてしまったようです。

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    1. いつもながら、お手数かけましたm(_ _)m
      waxが無いのを撮っておいて良かったです。和名がありながらあまり画像が出回っていないですね。この日、コナラの葉で他に2種ほど撮影しました。そのうち1種が初見でした。また記事にするので、ご覧下さい。

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