2012年4月29日日曜日

アブラバチ ( Diaretiella rapae ) 産卵 その2

25日にアブラバチの産卵を目撃してから3日後。同じ場所で1匹、産卵していた。
腹部が前回と比べると大きく個体差?または産卵開始して間もないのでしょうか。

今回、観察して分かった事は1匹の個体に何度も産卵管を当てている事。
アブラムシのサイズからして複数の卵が生育出来るのは難しいので、

  1. 単に命中率が低いだけなのか?
  2. 実際、複数個産卵して1匹だけが生き残るのか?
  3. 1回目、2回目と産卵管を刺す行為にそれぞれ違う役割があるのか?
う〜ん、よく分かりません。

5月2日追記:ezo-aphidさんよりアブラムシはニセダイコンアブラムシで寄生蜂は
Diaretiella rapaeであろうと教えて頂きました。ありがとうございます!また、空振り
がある為、何度も刺すようです。


下の写真は1度、産卵管を刺した後、前脚で器用に品定めするように
アブラムシを揺すっているような動作をした写真であります。
難儀なのは毎回、これと同じ行動をとっていないという事であります。

  
  1. 画面奥で産卵行動をしています。
  2. 手前のアブラムシに気付きます。
  3. 産卵のポーズとなり1度、産卵管を突き刺しました。
  4. その後アブラムシに近づきます。

5. 右前脚でアブラムシの背を叩きます。アブラムシが大きく揺れるほどの力加減です。

6. 左右の前脚を器用に使い叩いているような揺すっているような行動をとります。
(かなり、しつこかったので印象に残っております)
ひょっとして甘露を要求している!?

7. 状態を起こし。

8. 再び産卵管を突き刺します。


このアブラムシには計2回、産卵管を刺しました。

この場面は録画出来ませんでしたがこの後、別の個体に連続して
産卵管を突き刺す行動を撮影しました。残念なことにホストが写っておりません。
また風等、撮影条件がかなり厳しい動画となっております(^^;;ご了承下さいませ。

4月28日撮影。Nikon1 V1

2 件のコメント:

  1. このアブラムシは、背中の斑紋からみてアブラナ類に一般的なニセダイコンアブラムシでしょう。なので、アブラバチは、それに普通のDiaretiella rapaeかもしれません(とりあえず触角節数は合致)。アブラバチ雌は産卵前に、既に寄生されたアブラムシを(??触角で)判別できるとのことで、基本的には重複産卵を避けているようです。産卵にはカラうちがあるらしく、なんども突き刺すのはそのためでしょうね。寄主を前脚でゆするのは、なぜなのかさっぱり判りません(アリのように、優しく?叩くのならまだしも)。アブラバチ成虫の餌はアブラムシの甘露と言われてますが、たぶん葉に落ちたものを舐めるのではないかと思います。

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    1. こんにちは。
      Diaretiella rapae検索して翅脈も調べましたが同じように思います。ありがとうございます。確かに触角で確認作業ともとれる行動を起こしていました。アブラムシを叩き揺さぶる行動ですが甘露の催促だったら面白いですね。時々チェックしてみようと思います。

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