2012年9月28日金曜日

ツヤコバチ科 ( Aphelinus sp. ) 寄主体液摂取( Host-feeding )

22日にもアブラムシの体液を摂取するツヤコバチの記事を紹介しましたが今回、運良く一部始終、観察出来ました。
産卵の時より寄主にさらに近づいて直接、脚を掛け何度も刺しておりました。アブラムシは暴れる事無く
また角状管から粘液を出す事無く体液を吸われています。

実は体液摂取の行動以前に1度、産卵管を刺しておりました。通常の産卵行動と思った後
一旦、寄主より離れて体液摂取行動に移ったのです。
体液摂取された寄主は多くの場合死亡するそうです。「オンシツツヤコバチ成虫のコナジラミ幼虫に対する寄主体液摂取」
ここからは私の勝手な推測ですが自分が産卵した個体の体液摂取するとは考え難いです。
つまり、摂食行動前の産卵管の差し込みは麻酔ではないかと。考え過ぎでしょうか(^^

両脚をかけての産卵スタイルにおや? ツヤコバチ体長約0.9mm.アブラムシ約1mm.

何度か刺した後、近づいて体液摂取。

小さなアブラムシがピコピコ跳ねているのが可愛い

7分間、摂取しておりました。撮影していなければ、もっと長いかもしれません。
腹部が少し膨らんでいる気がします

舐めているというより吸っている雰囲気。実際はどうなんでしょう。

少し萎れている。22日の幼虫が萎れているのはやはりHost-feedingによるものですね。

ここから、始まりました。
9月26日撮影 Nikon1 V1 自宅庭


2 件のコメント:

  1. この蜂と同種か、近い種の似た行動を観察しましたので、ここに書かれている内容を引用させていただきました。
    翅を折りたたむ様子、ほんとうにおもしろいですね。

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    1. こんばんは、どうも初めましてm(_ _)m
      連絡ありがとうございます。そよかぜさんのブログには何度がお邪魔したことがありました(^^

      翅のギミックは最初おちゃたてむしさんのブログで知り衝撃を受けました。すごいですよね〜。

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