2011年10月20日木曜日

シナホソカトリバエ

以前より翅があるのに地面を忙しく動き回っているハエが庭に居る。
何度も撮ろうと思うのだがファインダーから直ぐに消えてしまう。
このハエを撮るのを諦めた。

今は秋。気温が随分と下がった為か地面を忙しく走り回っていたこのハエも
動きが随分ゆっくりになっている。ふふふ。ようやく写真に納める事が出来た。

レンズを地面にこすりつけての撮影で像が安定していたため
微妙な顔の動きが確認出来た。複眼を含め意外に柔軟に動くものだと
感心した。(gifアニメにしました。)

10月20日追記:そらさんとezo-aphidさんによりシナホソカトリバエであると
教えて頂きましたのでタイトルを変更します。
またezo-aphidさんより羽化する際、蛹殻を破るため頭部の額嚢という袋を張り出した
状態を元に戻す動作であると教えて頂きました。1つ賢くなりました。有り難うございます。
額嚢が収まった状態はそらさんのブログで確認出来ます。




身を隠す為かゆっくり草に移動していった。地面に立ち止まっている事はあまり無かった。

肉食系の面構え。体長は約5mm弱。

地面に居たり頭を下にしているのは獲物がそこにいるから?

肉食系のハエは格好良い。私は大好きです。

顔を動かしているのはフラッシュの光に反応して?
蛹殻を破るため、あるいは土中より土を押し上げて羽化する為の額嚢という袋を元に戻しているようです。



4 件のコメント:

  1. こんにちは、
    このハエは、私の所のシナホソカトリバエと似ていますね。でも、私には同じかは区別できません(^^;。
    gifファイルでアニメにすると、こんな感じ掲載することも出来たんですね、でも私が撮ったときは、こんな顔してたかな~(^^)。

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  2. 確かめるすべはないのですが、私もそらさんと同じで、同種のように見えます。ただし、これは羽化後まだ十分に硬化していない状態で、羽化時に出した額嚢を元に納める動きをしてるのだと思います。両者の触角周辺部をくらべると、BABAさんの方が広いですよね。額嚢については、ciniiというサイトで「屋内害虫 双翅目の科」と呼び出して、田中和夫さんの形態解説で、頭部の項目をお読みいただけると判ります。

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  3. そらさん こんばんは。
    ありがとうございます。わたしもそらさんの撮られたシナホソカトリバエだと
    思いましたが顔が微妙に違うのでカトリバエとしました。
    額嚢という部位が出ていたので引っ込むと同じになるんですね。
    いつものように勝手にリンクをさせて頂きました。

    ezo-aphidさん こんばんは。
    毎度ありがとうございます。論文読み初めて知りました。頭部の構造。
    ハエの動きが緩慢なのは羽化後さほど時間が経っていなかった可能性も大なんですね。
    ezo-aphidさんの引き出しの多さには感服致します。

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  4. 恐縮です。ご覧いただいた解説シリーズは、屋内害虫というほど限定的ではなく多くの科を扱っている、図があまり込み入っていないので見やすい、という点で気に入っています(検索しやすいかどうかは不明ですが)。双翅類の基礎的情報の勉強と、ある程度あたりをつけた科を確認するのには使えると思います。

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