2012年7月8日日曜日

キアシブトコバチ と ドクガ科幼虫

ヒメシロモンドクガ?蛹になる準備の途中で死んだと思われる個体を撮影中、キアシブトコバチが飛んで来た。
この寄生蜂は鱗翅目の蛹に寄生する。観察すると幼虫の棘を器用に避けながら執拗に体皮の上を歩いている。
ここで、驚いた。産卵には至らなかったが、死んでいると思われた幼虫がハチに抵抗するように動き出した。
幼虫が2〜3度、動いた後、ハチは何処かに飛び立った。草をちぎり何度か幼虫を突いてみたが無反応。
動いたのは目の錯覚だったのか、ハチの動きがただ単に伝わって動いているように見えたのか、謎。




キアシブトコバチは体長約6mm。蛾の幼虫、この状態はなんでしょうか。
病死、あるいは寄生したヤドリバエが脱出した状態の可能性があるようです。(ezo-aphidさんより)

蛹の匂いでもするのでしょうか。

棘の無い部分を中心に歩きます。

動いたのには、かなり驚きました。
7月2日撮影 Nikon1 V1

2 件のコメント:

  1. コバチが止まったあたりの幼虫腹部は、筋肉が完全に弛緩しているので、病死個体(あるいは大型のヤドリバエが寄生して脱出した後?)のように思えます。としても、コバチがこの幼虫に関心を持った理由や、幼虫の反応について説明できませんが・・・・。

    返信削除
    返信
    1. こんにちは。
      ヤドリバエの線には考えが及びませんでした。全く同じ状態で足元に小さな繭が産卵している個体はよく見るのですが。動画を撮ろうとして草で突いても無反応でした。キアシブトコバチの動きに会わせて糸が揺れていただけなのか、6本の脚もワラワラと動いていた気もするのですが...疲れて幻覚でも見たのかな〜。

      削除