2013年3月21日木曜日

?マテバシイケクダアブラムシ 越冬卵

昨年11月30日には賑やかだったマテバシイにつくアブラムシのコロニーは閑散としていた。
一体何処に?じ〜と茎を見ると凹んだ部分に黒いものが...卵だ。かなりの数、産みつけられている。
ezo-aphidさん、いつぐらいに孵化するのでしょうか?
卵の孵化時期ですが、吸汁部分は新梢だと思いますので、それらが伸び始めるころ(関東で3月下旬~4月上旬
ころ?)でしょう」
その他にも色々と情報を頂きました。ありがとうございます!コメント欄ご覧下さい。

表面の凹凸は毛の生えた角状管による模様でしょうか。関係ないようです

それぞれ長さ約1mmくらい

こちらは既に孵化した後でしょうか
3月19日撮影 新開公園

2012年11月30日
マテバシイにはマテバシイケクダアブラムシの他、2新種が報告されているようですが有性世代の活動時期から
今回のケクダアブラムシ類はマテバシイケクダアブラムシと判断して良さそうです。
キイロシリアゲアリ Crematogaster osakensis 別のコロニーには別種のアリがいました
アブラムシ上から2頭目の個体で体長約2.3mm

有翅成虫も多く見られました。同じく体長約2.3mm.産卵して飛んで行った?
2012年11月30日撮影 新開公園

2 件のコメント:

  1. 困りましたねー、マテバシイ Lithcarpus edulis のケクダアブラムシ類 Greenideinaeを調べた(神戸におられる)杉本さんなら種名がわかるかも・・・・。この方は、マテバシイケクダアブラムシの変異幅と、Eutrichosiphum 属の2新種を報告しています(ciniiを属名で検索、Sugimoto,2011)。この2種は5・6月に有性世代が現れて産卵するそうで、マテバシイケクダアブラムシでは11・12月ころに有性世代が現れる(Sugimoto,2001)とのことです。表題は”あたり”かも、です。
     卵の孵化時期ですが、吸汁部分は新梢だと思いますので、それらが伸び始めるころ(関東で3月下旬~4月上旬ころ?)でしょう。卵の皺は、ふか幼虫の角状管の長さと位置から見て、関係はなさそうです。孵化した卵殻があるなら、動き始めた新芽付近を丁寧に探せば幹母1齢幼虫が見つかるはずです。

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    1. ありがとうございます。
      初夏に産卵ですか、いろんなアブラムシが居るのですね。孵化時期が丁度今頃ということで運良く遭遇できればまた載せます。ciniiの論文ですが内容は閲覧出来ませんでしたが新種の活動時期には気をつけて観察したいと思います。

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