蝋物質を綿毛のように身にまとったアブラムシの有翅虫のことで
何種類か居るそうです。飛んでいると、ついつい手で掴んでみたくなりますが
熱に弱く人間の体温でも弱るらしいです。
12月1日追記:タイトル変更ししました。詳しくはコメント見て下さい。
11月30日追記:ezo-aphidさんよりオオワタムシ属Prociphilus あたりだろうと教えて
頂きました。また複眼の横にあるのは眼瘤という複眼が退化したものらしいです。
Hepotaさんのブログ長坂蛾庭で詳しく知る事が出来ました。
体長は翅を含んで6.5mm。(腹部が見えないため)アブラムシ科 Prociphilus osmanthae?
カメムシ目の連中は蝋物質を巧みに利用している気がします。
名称は分かりませんがアブラムシの複眼後部にある凸部分、チャームポイントと思う。
ezo-aphidさんより眼瘤という複眼が退化したものと教えて頂きました。
黄色く囲った部分が有翅虫だけにみられる単眼。
白い部分が眼瘤という部位で「3個眼」triommatidiaと云うそうです。
赤く囲まれた部分から蝋物質が出るそうです。
詳しくはezo-aphidさんのコメントを見て下さい。
翅脈が単純でワックス量が多く、体長4mmほどとかなり大型なので、(細部の特徴は見えませんが)オオワタムシ属Prociphilus あたりだろうと思います。複眼の突起は、3つの個眼よりなる「眼瘤」といい、アブラムシ類の基本装備です。
返信削除ezo-aphidさん こんばんは。
返信削除「眼瘤」ありがとうございます。検索するとHepotaさんのブログのezo-aphidさんのコメントより
詳細を知る事が出来ました。次から観察の幅が広がります。本当、助かります(^^)
単眼の位置は正解です。ついでに、触角間の単眼と複眼そばの単眼を結んだ直線上の中間あたりに、「ぼんやりした円いモノ」がそれぞれ1個見えますが、ロウ物質を出す部分と思います。眼瘤は、複眼とは(たぶん)別物で「複眼が退化してもなお残っている」ものです。どういう起源なのかは判りません。
返信削除種名は、画像だけで特定できそうにないので、状況から推定するしかありません。そちらにFraxinus属(アオダモ類)の樹が普通にあればoriensの可能性もありですが、ヒイラギ・ネズミモチ・モクセイなどで越冬するヒイラギオオワタムシの方が一般的かな、と想像してました。この属では、他にリンゴ・ナシ・スイカヅラ、に寄生する種などが国内から記録されていますが、整理不充分な状態にあります。なので、この属あたり、というのが精一杯ですねー。
長文だと蹴られてしまったようですので、手みじかに。
返信削除1)眼瘤は、複眼とは(たぶん)別物で、「複眼が退化しても残るもの」なので基本装備と言いました。
2)日本のProciphilusは多数報告されたまま未整理の状態で、画像だけでは判別点も見えませんし、種名の特定は困難でしょう。アオダモに居ればP. oriens の可能性が高いのですが、そちらではヒイラギハマキワタムシP. osmanthae が一般的なんだろうと思ってます(感想です)。
ezo-aphidさんから頂いた最初のコメントが掲載されませんでしたので再度載せます。
返信削除ezo-aphidさんコメント
単眼の位置は正解です。ついでに、触角間の単眼と複眼そばの単眼を結んだ直線上の中間あたりに、「ぼんやりした円いモノ」がそれぞれ1個見えますが、ロウ物質を出す部分と思います。眼瘤は、複眼とは(たぶん)別物で「複眼が退化してもなお残っている」ものです。どういう起源なのかは判りません。
種名は、画像だけで特定できそうにないので、状況から推定するしかありません。そちらにFraxinus属(アオダモ類)の樹が普通にあればoriensの可能性もありですが、ヒイラギ・ネズミモチ・モクセイなどで越冬するヒイラギオオワタムシの方が一般的かな、と想像してました。この属では、他にリンゴ・ナシ・スイカヅラ、に寄生する種などが国内から記録されていますが、整理不充分な状態にあります。なので、この属あたり、というのが精一杯ですねー。
ezo-aphidさん こんにちは。
返信削除私の理解不足でお手数をお掛けして本当、すみませんでした。
植林の構成や環境を知り、もっと特定に慎重にならないといけませんね。
勉強になりました。いつもありがとうございます。