2013年7月28日日曜日

アシナガバエ科 Amblypsilopus sp. ( ?未記録種 )

7月29日追記:ezo-aphidさんよりアーチャーンさんが撮影されたウデゲヒメホソアシナガバエと同属であろうと
コメント頂きましたのでタイトルに加えました。ありがとうございます!(コメント欄ご覧下さい)

8月12日追記:Tatz さんより「田悟(2010)では4種が記録されていますが、いずれとも特徴が一致しませんので、未記録種の可能性が高いと思われます」とコメントを頂きました。ありがとうございます!

夏場、目線より低い様々な葉上で見られる美しいハエ
ブラウン管を間近で見ているような複眼のパターン

体長約2.7mm 曲がっている腹部を伸ばせば3mmくらいでしょうか

緑とオレンジに反射の加減で見えるようです

複眼1粒1粒に色の変化があります

長い触角。ヒゲナガアシナガバエ亜科(Sciapodinae )でしょうか?写真左手が下部です
「manual of nearctic diptera」に似たような触角がありましたが同一の物はありませんでした




中脚先端のツメ。ゴミが邪魔ですね(^^;;

後脚の先端。ハムシにも見られる小さいながらブラシのような部分あり

翅も美しく反射しています

翅にも複雑な凹凸 写真上部の凹凸は後から傷んだのでしょうか
ハエはハエでも美しく格好良いですね!
7月20日採集・撮影 新開公園

6 件のコメント:

  1. こんにちわ。
    頭部の単眼周りが深くえぐれて特徴的な翅脈をもつことから、MNDを参照してSciapus sp.と簡単に決めつけました。ところが、やはり東洋区のアシナガバエ科に新北区の体系を単純にあてはめるのは無理がありました。

    この画像と類似の頭部・翅脈をもつアシナガバエの名前が、ウデゲヒメホソアシナガバエ Amblypsilopus と判るまでのアーチャ-ンさんのご苦闘をご覧ください。
    plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/201107170000/
    plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200908160000/

    その過程で「一寸のハエ・・・・」サイトで検討された際に「日本周辺のSciapodinae の属の検索表」が示されています。
    diptera.jp/usr/local/bin/perl/dipbbs/joyful.cgi?list=pickup&num=5759#5759
    それを見ると、脚の刺毛など他の形質も見ないと属にたどり着けないことが判ります。ウデゲヒメホソアシナガバエは「日本産アシナガバエ科チェックリスト」によれば A. pilosusとなっています。よく判りませんが、これと同属なのかもしれませんね。

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    1. おはようございます。
      東洋区は違う等、これもまた難解なグループなんですね。それにしても探求するアーチャ-ンさんに脱帽&拍手ですね(^^緻密な撮影とその種が何であるかの追求が出来れば最高ですが...ezoさん、さまさまです(^^;;

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  2. 美しいですね・・
    複眼の美しさもさることながら、翅までも虹色の反射をしていたとは。

    分類の話しは難し過ぎて、自分はすぐに投げ出してしまいしたが、スタイリッシュでかっこいいハエだと言う事に変わりはありませんね(笑)
    いつもながら、美しい写真に感動です・・・!

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    1. 葉上でもキラキラと飛び回り奇麗なハエですが、種名を知るのは大変ですね。トンボほどメジャーになるには小さすぎますね(^^;;

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  3. 写真を拝見する限りでは、ezo-aphid様のコメントにもある、Amblipsilopus属の1種と考えられます。
    田悟(2010)では4種が記録されていますが、いずれとも特徴が一致しませんので、未記録種の可能性が高いと思われます。

    身近な環境でもよく見られる種群ですが、亜科レベルで分類の再検討が必要と考えられているグループでもあり、種名を確定させるのは簡単では無さそうです。

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    1. 簡単ではないんですね(^^;;
      よく葉上で見かけますが、肉眼で見る限り1種だけではなく何種か確認しております。随分、先ですが時間が出来ましたら採取&撮影してみたいと思います。

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