タマゴクロバチ亜科 Telenomus promachivorus.ようやく産卵現場を見ることが出来ました。
発砲スチロールのような卵を包む硬い泡にプスプス、腹部を刺し込めるような独特な形状。その先端から
さらに産卵管を伸ばして産卵しているようでした。昨年からの宿題の1つが何とか片付きました。
現場は雨宿りが出来る小さな屋根が有る休憩所。天井に付いており撮影は厳しかった
かなり腹部を潜り込ませています
一見すると、よくみかけるタマゴクロバチのようですが
腹部が独特の形状。ドリルにも見える
ハラビロクロバチ科 タマゴクロバチ亜科 Telenomus promachivorus
腹部の先端(産卵管含まず)まで約1.1mm
20分で3カ所ほど場所を変え産卵していました
今度は羽化に出逢ってみたいですね
7月5日撮影 ゆめさき森の公園
BABAさま
返信削除素晴らしい写真ですね!
シオヤアブの寄生者である彼らの形態を見ると、Telenomusとしては極めて異様としか言えない彼らの形態が、そのHostに対してはこれ以上ぴったりなものは無いだろうと思えます。
実に合目的的であることに驚きます。
(共)進化とは、不思議なものです。
こんばんは。
削除良い情報をありがとうございました。腹部を見た時に異形Telenomusとコメント頂いたことを思い出しました。素人考えでは卵が先、と考えてしまいますが進化というのは本当おもしろいですね。アメンボの卵は見つからず苦戦しております(^^;;
こんばんわ。拡大図でよく見えている「第1?背板の突起」が気になりますねー。
返信削除これにもInostemma属と同様に産卵管が収められているのでしょうか(おちゃたてさん:ハラビロクロバチ科の3種(Synopeas & Inostemma )。これが端緒で、しだいに長い産卵管に対応して、「物干しざお」を背負うようになったんでしょうかねー。
ezo-aphidさん、 BABAさん
返信削除T1(第一背板)の膨隆は、タマゴクロバチ亜科ではかなり多くの属で観察できます。
しかしメス体内生殖器の形態を考えると、それらのすべてで膨隆部に産卵管の内端が収められている訳ではないと思います。
(A. D. Austin and S. A. Field, The Ovipositor System of Scelionid and Platygastrid Wasps: Comparative Morphology and Phylogeneric Implications.)
ezo-aphidさん ひげぶとさん こんばんは。
削除T1(第一背板)っていうんですね。わたしも、そのコブが気になっていました。5枚目の写真で産卵管が伸びていますが実際どこまで出てくるのか気になりました。物干しざおを背負ったInostemma 属の産卵場面も凄そうですね。1度、見てみたいものです。
ezo-aphidさん、BABAさん
返信削除いろいろ探した結果、前回のコメント内容を撤回します。
詳しくは、以下のURLにデータをアップいたしましたので、ご確認下さい。
http://twitpic.com/d2c47s
ひげぶとさん、ご丁寧にありがとうございます。
返信削除C のOdontacolus は理解できましたが、今度は B のIdris(Cceratobaeusu)の方が判りません。
産卵管の出発点はAとCは腹部にあるのに、Bではどこにあるのでしょう。Cのように折り返してくるのだと思ってましたので。
ひげぶとさん お調べ頂きありがとうございます。
削除想像以上に産卵管が長くて驚きました。卵鞘の中心部まで届きそうですね。
ezo-aphidさん
着眼点がさすがですね、全く気付きませんでした(^^;;
想像するに、サクレライズしていない膜質の組織で卵巣小管などとつながっているのではないでしょうか。
削除サクレライズ?! スペルの見当がつきません、ご教示を・・・。
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