つづいてもアシナガバエ科のハエの登場です。4月に庭で採集したものです。合成が煩わしく放置しておりました(^^;;
触角の形からチビアシナガバエ属(chrysotus)と見当。こちらもアーチャーンさんが紹介されています。
8月12日追記:アシナガバエ科を研究されていますTatzさんより「田悟(2010)にあるChrysotus sp. 1t モモグロチビアシナガバエとおおむね特徴が一致します」とコメントを頂きました。”?”つきでタイトルに和名を加えました。ありがとうございます!
ぐぐっと複眼が寄っています。♂ですね
左手が下です。「M.N.D」629項 Chrysptus pallipes♂ が近いでしょうか
肉食系って感じです
体長約2mm
脚も含め剛毛が多いです
平均棍に5本の短毛らしきものが
4月28日採取・撮影 自宅庭
やはり腿節などの刺毛が確認できず、MNDの検索表はたどれません。しかし、ネットで見るChrysotis属の翅脈とほぼ合っていますし、顔・触角の特徴なども検索文の一部と矛盾していませんので、Chrysotis 属の可能性は高いように思います。ただし、さきにご紹介した「日本産アシナガバエ科チェックリスト」には、学名または和名つきで9種もあげられています。末尾にある参考文献のうち、田悟 敏弘 (2010)などを見れば種名を特定できるのかもしれません。 (・・・・解読には難儀しそうですが)
返信削除こんばんはm(_ _)m いつもお調べ頂きありがとうございます。
削除9亜科29属109種ですか...。MNDの検索表はハードル高いです(^^;;脚の刺毛も重要なポイントなんですね。春先には庭によくいるので今度は脚もじっくりと撮影してみます。
こんにちは、いつも素晴らしい写真を楽しませていただいております。
削除交尾器等が確認できないので断言出来ませんが、画像の種は、田悟(2010)にあるChrysotus sp. 1t モモグロチビアシナガバエとおおむね特徴が一致します。
本属は世界に300種類ほどが知られ、日本産種の研究も進んでいません。日本から記録があるChrysotus pulchellusという種がモモグロチビアシナガバエと非常に似ていますが、同種かどうかはさらに検討が必要です。
Tatzさん、こんばんは。
削除「知られざる双翅目のために」は何度か拝見しております。いろいろと、ご教示いただき、ありがとうございます!双翅目の中でもアシナガバエ科は格好良く好きなハエですのでTatzさんの今後のご活躍に期待しております(^^