イヌビワの葉の上でダンス?を繰り広げているヒラタアシバエ。昨年4月に撮影したものと同種と思います。
7月14日追記:ezo-aphidさんよりコメントを頂きタイトル改変しました。MNDではPlesioclythia属にあたりますが現在ではLindneromyia属に置き換えられているようです。
また昨年4月の[?Kesselimyia sp.]ですが改めて見直して頂くと[?Protoclythia sp.]のほうが妥当のようです。
詳細はコメントをご覧下さい。
頭部のほとんどを占める複眼。なんて美しい配列なんでしょうか
複眼下部の色が暗く目が細かいのは以前撮影したオドリバエにも見られました
♀は見かけませんでしたが、この種は随分と♂♀で印象が違うようです
立体写真・交差法
ツヤのないビロード状の背面
後脚、付節が平たいのが科名の由来でしょうね
体長約3.6mm
7月11日採集 新開公園
こんばんわー。MND(またはDrawwing)でPlatypezidae18属の翅脈を丁寧に充ててゆくと、Plesioclythiaにあたると思いますが、これは現在はLindneromyiaという属名に置き換えられています。「diptera info」のgalleryでPlatypezidaeを見ると、雄はこのように黒っぽいものが多く、一見して紛らわしいことが判ります。しかし、胸部の膨らみと長毛の有無、ふ節などの太さや色、翅脈も微妙に違っているようです。
返信削除昨年4月の「?Kesselimyia sp.」とした画像を改めて見ると、後脚の第1ふ節が第3ふ節より長いように思われ、翅脈も少し違うようなので「?Protoclythia sp.」のほうが妥当かなぁ、と思っています( スミマセン )。
ヘンな文章でしたね。”昨年4月の画像と比べると、今回は”「胸部の膨らみと長毛の有無、ふ節などの太さや色、翅脈も微妙に違っているようです。」とご理解ください。
返信削除お調べ頂きありがとうございます。全くご指摘の通りでした。一体何を見ていたのだろうと今回も恥ずかしくなりました(^^;;
削除うまくお伝えできませんでしたので、もいちど整理します。
返信削除この画像:Lindneromyia sp.
昨年4月:?Protoclythia sp.
再度、お恥ずかしいことで。すみませんm(_ _)m
削除言い忘れましたが、なんという精緻な造りなんでしょう。複眼のハニカム構造、そのサイズのグラデーション、後脚ふ節の微細な刺毛群の太さと配置、胸部背面の艶消しと長短刺毛の配置、翅脈の滑らかな曲線、どれも職人さんの丁寧な手作りを思わせます。いずれも祖先の構造に機能を追求を加えた結果だろう、とは思うのですが・・・・・・。
返信削除Pediobiusでも感じることですが「美は微にあり」ですなー。それを見せて戴けるのは有難いことです。
ありがとうございますm(_ _)m
削除「美は微にあり」いつもながら、上手いですね!たしかにハエ目の連中は細部にわたり機能美というのでしょうか、進化の賜物か無駄の無い造形をしているように感じます。
本当ならもっとパーツごとに撮影すれば良いのでしょうが。また時間に余裕の有る時に挑戦してみます。
こんにちは。ヒラタアシバエ見たことあったのですが、附節の構造が見えなくて見たいと思っていました。この種はまだ小さいですが、かまぼこ板のように広い種もいますよね。やはり、滑りやすいところに止まるためでしょうかね。
返信削除最初の複眼の画像はCGで描いたような規則正しさですね。ゴミがないのもすばらしい。
こんばんは。お返事遅くなりましたm(_ _)m
削除なぜこのような付節なんでしょうね。よく葉上で小刻みに踊っていますが、一役買っているのでしょうか。今回は4mm近くもあり何とかゴミも対処できました。しかし1mm台のハエやハチのゴミ除去はかなり厳しいです。
本日の夕刻、林縁のカシワ葉の表面を(不規則な三角形に)ノミバエのように走るやつらを捕らえてきました。体長3mmほどの4雌1雄でしたが、雄はこれと同種のように思われます。こんなに走り回るやつらが、静かになるのを待ってるのですか?
返信削除ご無沙汰しておりますm(_ _)m
削除撮影する場合はカメラを構えハエが止まるのを、じっと待ってます。計算通りに撮影できる事はなく、私の場合、運任せです(^ ^)