メダカナガカメムシの卵と思われるものを持ち帰った。結果は残念ながら孵化出来ませんでした。
ならばと採集した現地に向かい卵探し。採集した時と違い葉裏は成虫や幼虫、タール状の糞まみれで
卵のみを見つけるのが困難。集中力も無いし(^^;;でも、なんとか何個か撮影出来た。予想通り蓋の切れ目から
割れている。円のふちの部分が蝶番となり十字もしくはY字の切れ目だけ割れて幼虫が出て来たら最高なのに
結構アバウトに蓋が開いている感じです。
過去の記事↓
- メダカナガカメムシの卵? 2013.6/10
- メダカナガカメムシの卵?(深度合成)2013.6/14
- メダカナガカメムシ(幼虫/交尾)2012/8/13
追記:ezo-aphidさんより情報を頂き、どうやら内部より風船のようなものが膨らみ蓋を押し開けるようです。
詳しくはコメントをご覧下さい。いつも、ありがとうございます!
きれいに切れ込み通り蓋が割れています
孵化中には出逢えませんでした。さがす気力も無く...
蓋がわりと残っていた卵
「わぁぁぁぁぁぁぁ〜」葉をめくると大中小の幼虫が一斉に走り出します。
こちらの幼虫で体長約1mm
左、成虫。右の幼虫約0.6mm
これは寄生されている?それとも腐った卵?
7月2日撮影 レッドクリフ
どうやら缶切りは持っていなかったようですね。
返信削除ファーブルさん(奥本訳、第8巻上・第6章)がクロサシガメの孵化を観察していますが、それと似ています。内部の風船が膨らんできて蓋を押しのけ、やがてパンクした中から孵化幼虫が現れるそうです。これは夜間に行われるため(その時代の照明装置からして)立ち会いは難しく、たまたま寝坊した孵化で観察できたそうですが、それ以降にこのような報告は無いとのことです。
1枚目の写真に見える薄い膜が、孵化幼虫が卵内で被っていた膜(=風船)でしょう。ふか幼虫の内部排気で風船を膨らませたのだろう、というのがファーブルさんの推理です。
こんばんは。
削除風船を幼虫の内部排気で膨らませ蓋を内側から押し開ける...。今更ながらファーブルさんの観察眼と気力に平伏してしまいますm(_ _)m ezoさんの造詣の深さも驚いてしまいます! 素晴らしい情報ありがとうございます。今回、載せませんでしたが確かに袋が飛び出ている卵が他にも有りました。
いいえ、知っていたわけではなく、奥本大三郎訳・上下10巻(6万円弱)を図書館へ見に行ったものです。このような内容が載っていることはつゆ知らず、今更ながらファーブルさんの広範な好奇心とナゾ解きの努力に驚かされます。奥本訳「昆虫記」にはこれまで翻訳されてこなかった、実験生態学とでもいうべき多くの観察記録が含まれていそうです。
返信削除これが(年金生活?の)後期高齢者の生きざまだったのですから、スゴイとしか・・・・・。
上下10巻本があるとは知りませんでした。暇ができればじっくりと読みたいものです。でも時間があればついつい撮影に回してしまいます(^^;;最近、撮影に対する気力と持久力が落ちてしまい、深追いせず諦めてしまいます。多分、疲れているんだと思いますがファーブルさんのパワーにあやかりたいものです。
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