2016年6月14日火曜日

シリアゲコバチ 産卵

忘れもしない2012年のおちゃたてむしさんの記事。そのシリアゲコバチの産卵場面に衝撃を受けました。4年が経ち、たまたま産卵場面に遭遇することができました。そのメカニズムはやっぱり凄いな〜と感動です。

体長に見合わ無い長い産卵管を突き立てる。体長約11mm
シリアゲコバチ科 Leucospis japonica Walker, 1871

はじまり。触角でドラミングを繰り返し 寄主を見つけたか脚の動きが止まる

第1腹節と第3腹節の間がパカリと割れる

背面にある鞘から産卵管が離れる。この瞬間が見たかった

割れた腹部から長い産卵管の1部が透けて見えます

この長い産卵管を体を小刻みに動かしながら穿孔を開始

こうしてみると産卵管に力が集中しやすい構造ですね。後脚も筋肉モリモリですし

たまたまでしたが本当にラッキーでした

産卵時間は約45分。ずっと小刻みに動いている。iPhone6Sにて録画

この木材の下のは本当に寄主がいるのでしょうか?

後方の土はサイジョウハムシドロバチの巣と思われます

割れた腹部、黄色く口を開けているのが第2腹節でしょうか

最後、産卵管を抜く場面(ボケておりますが)
6月11日撮影 押部谷

ちなみにオス 体長約8.3mm

2 件のコメント:

  1. こんばんは、

    羨ましい写真ですね、当地では見掛けたことが無いので存在するか分かりませんが、絶対に撮ってみたい種です。ちなみに。産卵管を抜く方の動画で、ようやく構造が理解できましたが、長い産卵管は垂らしておくよりも、背負った方が動き易いと言うことなんでしょうね。

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    1. こんばんは

      私も今年の5月に初めてオスを目撃して2回目がメスの産卵場面に遭遇するという自分でも驚くほどの効率の良い出会いでありました。産卵管が腹部の中でどのように収まっているのか何となく想像できますが、産卵管鞘を背負うというのは、そらさんのおっしゃる通り機動性という点で優れているからでしょうか。ほんとムシのデザインは面白いです。

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