2013年7月31日水曜日

眠る! アリヤドリコバチ科 の1種

1度お目にかかって見たいハチは沢山いる。そのうちの1つが今回登場のアリヤドリコバチ。その胸部の造形の
意味を知りたい。アカメガシワの葉上で長い腹柄のついた腹部を右方にずらし休んでいた。

右上のゴミは鱗翅目の鱗片でしょうか。このハチはアリ類に寄生するそうですが

何なんでしょうこの小盾板の彫刻と胸部のボリューム

採集すれば良かったと思う彫刻の複雑さ

接写泣かせの造形です

体長約5mm.低い位置にある翅が邪魔で腹部をずらしているのでしょう

いままで当ブログに登場したコバチとは違うビロード状の触角

大顎は鎌形で非常に細長いようですが捉えられませんでした

よくみると腹部も下部が凹んでいます

起こさないようにかなり気を使いました
7月21日撮影 グリーンピア三木

4 件のコメント:

  1. これは・・・

    まさに芸術品ですね・・。
    いや、その域を超えている逸品。

    機能美を追求し、軽量のアルミで形成しポリッシュしたかの様なアシナガバエに対し、コチラは銅板を一打一打叩き出して生み出された一点もの様な重厚感。

    虹色に妖しく輝く色合いも美しいデス。。。

    すごい。


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    1. ほんと生き物とは思えない金属質っぽいですよね。
      胸部を見ていると銀で出来たドクロのアクセサリーのイメージと重なります。今度は動いている所も撮影してみたいですが、もう遭遇する事が無いような気もします(^^;;

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  2. 胸部・腹部、それぞれに球体なのに、胸は細かい凹凸が多く、腹はつるつる・・・・・。
    「ありんこ日記」2013.04.14には、羽化直後のアリヤドリコバチ成虫が働きアリの大あごで胸部を咥えられ、大事そうに運ばれる様子が載っています。しかし数日後には攻撃を受けるそうです。
    つまり、大あごのひっかかりが良いように凹凸が多く、攻撃されても壊されにくい強度を持つ、という2面性をそなえてる・・・・・・・、というのはどーでしょう。

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    1. 生態からカタチの必然性を考察されるのは流石です。そこまで想像すら出来ませんでした(^^;;
      しかし途中、アリに感付かれるのは何とも面白いです。

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