2011年12月7日水曜日

コマユバチ科 オナガコマユバチ亜科

ソヨゴの木の実のニッポンオナガコバチの様子を見にいった。
全く居なかった。どこに行ってしまったのだろう。

帰路、椿の葉裏で見つけたハチ。何枚かとってその触角と産卵管の
長さに驚いた。体長約2.8mm。触角はおよそ5mm。体長の2倍ほど。
このスケールだからできるデザインでしょうね。

おちゃたてむしさんの2011年11月22日の記事 tukikuiさんが何度か撮られている
ハチと同種だと思います。産卵の現場に立ち会いたいと思わせる美しいハチですね。


12月8日追記:ezo-aphidさんよりキイロエナガコマユバチに近い別種の可能性であり
長い産卵管は木の内部のカミキリムシ・タマムシに寄生する為等、コメント頂きました。
詳しくはコメントを見て下さい。



この触角の長さの必然性って何でしょうか。不思議です。11月30日撮影

長い触角と産卵管あるもバランスが取れている美しいデザイン。自然は凄い。

こちらは葉裏。撮影で葉が動いているため落ちないよう踏ん張っている?

日の当たらない場所だったので動きが鈍く比較的、撮りやすかった。
画像クリックでサイズ大きくなります。

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4 件のコメント:

  1. 無理かと思いつつ、オナガコマユバチ亜科をヒントに探してみました。どうやら、キイロエナガコマユバチ(Spathius japonicus)に近い別種のようです。この図は「Braconid fauna」でciniiを検索するとWatanabe,1937 農学部紀要の第IV図版に載っています。渡辺恭平さんのリストを見るとこの属には70余種あります。そのうち40種ほどを共著で新種記載した神戸大学の前藤さんなら、種名はすぐ判るのでしょうが。
    この属は樹木に穿孔する甲虫(カミキリ・タマムシ)に寄生するようです。産卵管は、少なくとも形成層まで届く長さが必要ですね。

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  2. ezo-aphid さん こんにちは。
    いつも、いろいろと有り難うございます。キイロエナガコマユバチ、渡辺先生の論文も目を通しました。なかなか難しく奥が深い世界ですね(^^;;今度からカマキリ・タマムシが居そうな樹木も気をつけてみます。運良く産卵時期に合えば良いんですが。この時期、結構コバチを見つけるのですが撮るのは良いですが種名を見つけるの方が大変そうですね。

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  3. コメントを頂き、見に来ました。
    腹部の模様など同種に見えますが、同属に70種もいるんですか。寄主の種ごとにすべて分化しているのでしょうね。困ったものですが、楽しみも増えますね。

     1枚目の画像が動きがあっていいですね。2枚目もなかなか撮れそうで、全体にピントが合わないんですよね。

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  4. tukikさん おはようございます。
    今回はハチの動きが鈍く飛び立っても追跡が出来、撮りやすい方でした。
    ただ足場が傾いていて撮影後、脚が小刻みに震えていました(^^

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