2011年12月9日金曜日

ムネスジノミゾウムシ

コナラの樹皮のくぼみに小さな甲虫が居た。ピクリとも動かない。
正面の方に回ってみるとゾウムシの様だ。死んでいるのか?
地に脚がしっかりと着いていない。死んだムシの撮影は余り楽しくない。
レンズから覗く、微動だにしないゾウムシ。しかし生命力が発する瑞々しさ
というか雰囲気は隠しきれないようで撮影続行。ゾウムシの向きを松の葉で
変えようと触るとピンッと弾け落下して行った。もう、何処に居るか分からない。
ノミのように小さいのではなく、ノミのように跳ねるゾウムシだった。

12月9日追記:ezo-aphidさんより学名に関して御指摘がありRhynchaenus takabayashiiから
九州大学総合研究博物館の記述に習いOrchestes amurensis Faust,1887に変更しました。

前胸背板の白っぽい筋で種名がわかった。体長約2.5mm。
ゾウムシ科 Orchestes (Orchestes) amurensis Faust, 1887


ピントがボケているが異様に太い後脚。しかしゾウムシ死んだふりが上手すぎ。

面白い顔のデザイン。もうちょっと、お付き合いしたかったですね。11月30日撮影

2 件のコメント:

  1. 九大の「ゾウムシ上科目録」(ときどきアクセス不能になります)を見ると、学名はOrchestes amurensis Faust,1887となってます。ロシア沿海州から百年以上前に記録されてたんですね。

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  2. ezo-aphidさん こんばんは。
    ご指摘ありがとうございます。ネット上では何点かRhynchaenus takabayashiiの記述があり今回、九大のサイトをチェックせずに投稿しました。九大の方が正しいようで、前出の学名では、それらしきモノはヒットしませんでした。

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