その姿は見えないが城周辺は紅葉が見事でカメラマンと良くすれ違う。
赤や黄、色とりどりの紅葉に目もくれず、虫こぶを撮っている一人の男が居た(^^;;
クヌギの落ち葉とともに、驚くほど大量の虫こぶが落ちている。半端な数ではない。
その中の1つが動いている。アリだ。彼を追跡してみた。
落ち葉や小枝が散乱した地面を、その長い脚を器用に使いながら移動している。
「こんなに沢山の虫こぶが落ちているんだ。君がそれを持って行こうとしている
場所にある虫こぶを拾えば楽なんじゃないかな?それとも、それは他とは違う特別な
虫こぶかい?」
虫こぶを、くわえたアリが一枚の葉の陰で立ち止まった。そこで待っていたであろう
仲間のアリと何やら相談している様子。興味深く眺めていると、彼は運んで来た
虫こぶを仲間に渡し、来た道を戻り始めた。その動きは軽やかで、あっという間に
私の視界から消えて行った。虫こぶを受け取ったアリも動き始めた。直ぐには
その重みに慣れないのか、さっきの彼とは違いヨタヨタと覚束ない動き。
彼もまた仲間の所へ向かうのか、謎の多い、時間が許す限り見てみたいアリ達の
生活の1部であった。
6本の長い脚を器用に使っている。身近で見ると美しいデザイン。アリ科 Aphaenogaster famelica
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彼の行き先に手ぶら!?なアリが待機し、虫こぶを受け渡している行動は驚きだった。
身軽になったアシナガアリ。今度もまた特別?な虫こぶを探しに行くのか、それとも彼も受け渡し役?
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