2011年12月10日土曜日

ミコシヤスデ科 ミコシヤスデ属 の1種

森の中の木で組んだ柵の上にいたヤスデ。庭にいる連中とは違い透明感が
 そうさせるのか品があって美しい。胴節にそれぞれトゲのようなものがあり
科目もすぐに割り出せると思ったのだが、現在お手上げ状態。

12月12日追記:アーチャーンさんよりヤスデの種名を教えて頂きました。詳細は
コメントを読んで下さい。ありがとうございました。

体長約15mm。前から3つの胴節には1対ずつ以後、1節につき2対の脚があるようだ。
ミコシヤスデ科Diplomaragnidae ミコシヤスデ属Diplomaragna
画像クリックでサイズかなり大きくなります。

30ほどある胴節には長いトゲ2対、短いトゲ1対あるように見える。幾何学的な美しだ。
画像クリックでサイズ大きくなります。

両眼の間の斑模様は各胴節の上面左右にもあり、相当なデザインセンスであると思う。

3 件のコメント:

  1. こんにちは.

     ヤスデには若干興味があるので「日本産土壌動物」で調べてみました。
     胴節数26~32→成体の胴節数は26ではない→側庇は良く発達し、そこに3対の大きな剛毛をそなえる→ミコシヤスデ科(Diplomaragnidae)ミコシヤスデ属(Diplomaragna)、となりました。検索表の図では、3本の剛毛は両端の2本が後向き、真ん中の1本が前向きで、お写真と一致しています。
     同書には、日本産ミコシヤスデ科はミコシヤスデ属1属しかない、と書かれていますが、名古屋大学のサイト( http://www.eps.nagoya-u.ac.jp/~seicoro/bio/diplopoda.html )を見ると、4属あります。「日本産土壌動物」は1999年の発行ですから、名古屋大学の方が新しいと思いますが、見解の相違なのかも知れません。
     御参考まで。

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  2. アーチャーンさん こんばんは。
    詳細にお調べ頂きありがとうございます。「日本産土壌動物」1度、図書館に手配して見ます。名古屋大学の4属も確認致しました。見た目の印象からヒラタヤスデ目、オビヤスデ目あたりを探していましたが全くの見当違いでした(^^;;ネット上にはあまり画像が無く半ば諦めておりましたが、本当助かりました。

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  3. 現在ミコシヤスデ属 Diplomaragna とフトケヤスデ属 Tokyosoma が国内から記録があり、おそらくフトケヤスデ属 Tokyosoma の方なのではないかと思います。

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