2011年12月6日火曜日

寄生蜂の産卵 ハネナシヒメバチ属 Gelis ?の一種

タイムリミット。時間が来たので駐車場に向かった。途中、栗の木があったので
何気に葉裏を見ると黒い影。体長約4.5mmほど(産卵管含まず)のハチが蛾?の繭の
傍らに居る。ひょっとして今から産卵を開始する?予感は的中し、運良く産卵の
現場に立ち会えた。繭の中の蛹は微動だにしなかった。暴れないようこのハチに
何かされたのだろうか。

冷静に撮ったつもりが、動画を忘れていたり翅脈が良くわかる写真を撮り忘れていたり
いろいろポカをやってしまった。タイムリミット。もっと、その場に居たかったが
再び駐車場へと歩いて行った。

12月12日追記:ezo-aphidさんの計らいで小西さんに見て頂きタイトル変更しました。
詳しくはコメントを読んで下さい。

12月6日追記:ezo-aphidさんより情報を頂きタイトルに種名を追加しました。
産卵している繭はコマユバチがつくった繭らしいです。詳しくはコメントを
見て下さい。

レンズを気にしている様子だった。画像クリックでサイズ大きくなります。

栗の実のような色合いのハチ。

一旦、距離を置き眺めていると産卵を始めました。始めると撮影は気にならないみたい。
画像クリックでサイズ大きくなります。

限られた時間でこの瞬間に立ち会えてラッキーだった。もっと色んなアングルから撮れば良かった。
画像クリックでサイズ大きくなります。

6 件のコメント:

  1. 「蜂が好き」の掲示板、2011.01.09に似たようなヒメバチが載っていました。これは、そこに載ってるヒメバチ専門家の小西さんのご意見です。「トガリヒメバチ亜科Phygadeuontini族の一種です。おそらく、ハネナシヒメバチ属の有翅の種、Gelis areatorではないかと思いますが、標本を見なければはっきりとしたことは言えません。コマユバチが繭を作った後に寄生したものです。」
    ここで産卵中の対象もコマユバチのまゆなので、同属のものかもしれません。Aclerisさんの2009.07.29のヒメバチも同じ族なんでしょう。

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  2. ezo-aphidさん こんばんは。

    ありがとうございます。私なりに調べましたが、駄目ですね。最初の、とっかかりから躓いてました。
    紹介していただいたページ参考になりました。「蜂が好き」の画像と同一と思います。
    ハネナシヒメバチ属の有翅の種、Gelis areatorで調べましたが、かなり似ていて同種のような気がします。
    それにしてもezo-aphidさん、凄すぎます。本当、頼りになりますね。

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  3. いーえ、これはおおいに戸惑いました。最初に触角の長さと節数を見る(ヒメバチ上科は節数が多い)、次に翅脈を見る(科ごとにかなりの違いあり)という手順がよさそう、と反省しました。ヒメバチ科と判るともうお手上げなので、私なら小西さんに相談するしかありません。今回はコマユバチのマユに産卵中だったので、特異な群だろうとネット検索したら、たまたま出てきたのはラッキーでした。
     ・・・・タネ明かしはしない方が賢そうに見えますかねー?

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  4. いろんな引き出しを、お持ちですよね本当に。これからもドンドンと種明かしをして頂けると勉強になります(^^;;
    何とか自力で科名までは割り出したいものです。

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  5. 小西さんに見ていただいたところ、「体長4.5mmはGelis属としてやや大きすぎるが、大顎の基部付近が膨らむ特徴は一致するので、結局はGelis属の可能性が高い」とのお返事でした。亜科名を消して「ハネナシヒメバチ属Gelis?の一種」という表題でもいいと思います。

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  6. ezo-aphidさん こんばんは。
    お手数掛かけました。ありがとうございます。見て頂いた小西さんにも感謝であります。体長を今一度、調べましたが画角の関係で正確に測定出来ませんが、4.2〜4.5mmほどでした。翅はあるけどハネナシヒメバチ属、奥が深いハチの世界ですね。

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